▶寺院紹介（English)

　１９０２（明治３５）年、ハワイ島東部オーラアの地に伊藤円定上人により開山、当初王羅亜仏教会堂と称した。
　第２世羽田信道上人在任中の１９０８（明治４１）年、現本堂が建立された。建立の翌年、羽田上人は当地にて殉職された。
　１９１１（明治４４）年第３世上野山秀徹上人の代に日本語学校寄宿舎を新築し、戦時中を除いて１９７０代まで日本語教育が続けられた。１９５８（昭和３３）年には新たな御本尊の寄進があり、入仏慶讃法要が行われた。しかし砂糖プランテーションの縮小、閉鎖にともなって過疎化が進み、日本語学校は廃校となり、寺勢は衰退した。
　２００２（平成１４）年には「開山１００周年記念法要」（導師第８世ワンサワジラ舜爾上人）ならびに「地蔵菩薩開眼法要」が寄進者である塩釜雲上寺住職東海林良雲上人を導師に迎え行われた。
　２０１３（平成２５）年には檀家有志および関係者によって宗会堂（旧日本語学校校舎）内に保育園（寺とは別法人）が開園し、主任開教使が毎週日本語を教えている。
　また、本堂では週１回気功教室が行われている。

　【歴代主任】
伊藤円定(1902-1905)/羽田信道(1905-1909)/上野山秀徹(1909-1955)/中村良観(1955-1964)/田中一雄(1964-1966)/森本信寿(1966-1973)/西村文成(1973-1978)/ワンサワジラ舜爾(1978-2009)/宮崎潤心(兼務・2009-現在)