ハカラウ浄土院について

 1904(明治37)年、相馬千里上人はハカラウに赴き砂糖農場内に日本語学校を開校し、翌1905(明治38)同地に本堂を建立、ハカラウ教会堂を開山した。
 第2世鈴木応善上人、第4世立川真教上人、第6世板倉了海上人の代に本堂並びに日本語学校関連施設の増改築や新築が行われ、第7世山仲良海上人の代に現本堂が建立された。当時は数百の檀信徒があり、日本語学校は教師4名生徒300人前後を有した。
 太平洋戦争勃発と同時に寺院と日本語学校は閉鎖され、第8世間宮敏雄上人は収容所に抑留された。帰還後は教団、婦人会、青年会、日本語学校を再開し、合気道教室や詠唱を始めるなどしたが、1974(昭和49)年に当地の砂糖農場が閉鎖されるとハカラウ地区は過疎化の一途を辿り、寺勢は著しく衰退した。
 2004(平成16)年には開山上人曽孫相馬正覚上人(神奈川知足寺)ご列席のもと開山100周年法要を厳修した。
 2013(平成25)年よりヒロのミヨズレストランの協力のもと月に数回近隣地域の敬老会を招待して昼食会を行っている他、2014(平成26)年12月には「開山110周年記念法要」ならびに神奈川中郡浄土宗青年会主催によるキャンドルナイト「ユラユラ」が催された。

 【歴代主任】
相馬千里(1904-1907)/鈴木応善(1907-1909)/松井輝道(1909-1912)/立川真教(1912-1920)/曽我徹随(1920-1921)/板倉了海(1921-1929)/山仲良海(1929-1937)/間宮敏雄(1937-1975)/田中広道(1975-1979)/田村博士(1979-1996)/澤口賢裕(1996-1999)/ワジラワンサ舜爾(兼務:1999-2009)/宮崎潤心(兼務:2009-現在)

ハカラウ浄土院外観

主な行事

      1月御忌会
      3月春彼岸会
      5月戦没将兵追悼記念日法要
      9月於ヒロ明照院合同秋彼岸
      12月成道会
      2月涅槃会/新年会
      4月花まつり
      8月お盆
      11月十夜会

所在地

住所:29-2271 Old Mamalahoa Hwy., Hakalau, HI U.S.A.
郵送先:P.O.Box 296, Hakalau, HI 96710 U.S.A.
TEL :国際ダイヤル+1(国番号)+(808)963-6110
MAIL:gongqi326@hotmail.com (兼務主任)

アクセス情報

ヒロ空港から車で20分

周辺ガイド情報

・ハカラウ海岸公園まで車で3分
・アカカ滝まで車で10分
・旧ラウパホエホエ浄土院まで車で15分