▶寺院紹介（English)

　昭和14年にロサンゼルス浄土宗教会に赴任した無垢品在真師が、戦後、大戦中の抑留から解放された後にシカゴに移住して当教会所を開設した。無垢品師は、同20年7月、ニュージャージー州のシーブルック農園にシーブルック仏教会（現・本派本願寺）を創設したが、同27年、シカゴに移住し自宅を教会所として、日本語のラジオ放送を始めたりして独自の布教活動を展開した。
　昭和60年、健康上の理由で無垢品師が退任されると、高橋俊浄師が後任となった。高橋師は昭和28年から同37年までハワイ開教区で布教活動に従事した後、シカゴに移住、無垢品師の補佐をつとめていた。平成2年に無垢品師の遷化後、同5年に拠点をシカゴの北隣エバンストンにある高橋師の自宅に移し、周辺の日本人・日系人の布教教化につとめた。平成25年に高橋師が遷化された後は、ロサンゼルスの北米開教本院所属の開教使がその任にあたり、布教活動を継続している。