常宣寺
【開山上人】:清蓮社浄誉上人英阿元道咥霊大和尚
【開山年】:永禄2年(1559)
【御本尊様】:阿弥陀如来立像
【由緒・縁起等】:本尊は恵心僧都の御作で元京都誓願寺の内仏尊像だったものを、和泉式部がしばしば利益を蒙ったので乞いにより守本尊としたものと伝えられております。式部が実父の病気見舞いのため下向の折、この地の兵乱のため通行ができず、やむなく白河の関付近中野の地に小さな草堂を作り、御本尊を安置してしばらく滞留していましたが、残念ながら戦乱は鎮まらず、「白川の関にこの身はとめぬれとこころは君か里にこそ行け」という歌一首を詠じて故里に贈り、空しく帰洛したといわれております。その後、天台宗の沙門正法という僧が、草堂を再興して正法院となり、永禄2年(1559)、咥霊という僧が、この天台宗正法院を当市本町に移し、浄土宗に改宗、水戸瓜連常福寺の末寺となり、寺号を常宣寺に改めたと伝えられております。その後、寛永元年(1624)年、丹羽長重築城の時、現在の地に移りました。
【年中行事】:お十夜、施餓鬼会(春・盆・秋)、浄焚会
【指定文化財】:受苦図(県指定重要文化財)、常宣寺扁額(松平定信書)(市重要文化財)
寺院情報
寺院番号 | 08-077 |
---|---|
山号 | 龍水山 |
院号 | 正法院 |
寺号 | 常宣寺 |
所在地 | 〒961-0925 福島県白河市向新藏136番地 |
TEL | 0248-23-3634 |
FAX | 0248-23-3780 |