無量寺

【開山上人】:暁蓮社良拾上人念誉受得即到大和尚

【開山年】:平安末期(天台宗)浄土宗としては天正11年

【御本尊様】:弥陀三尊(平安末期作)

【由緒・縁起等】:元禄4年に改築された阿弥陀堂の内部には壁画が描かれ、仏師定朝の作風をとどめる平安末期の作とされ、県の重要文化財に指定されている阿弥陀如来座像と脇士の三尊像を本尊とする寺である。
因を原ぬるに、小野六郷に昔より奥洲平泉の藤原文化の影響を受けた、天台宗筑波寺の末庵として存続してきたが荒廃著しく、赤沼切戸の館主会田遠江頭及び菖蒲谷会田左馬助の両名が復興いたすべく、善浦上人に懇請するも専光寺開創の大業繁多のため、御舎弟の暁蓮社良拾上人を迎え仏像修理御堂復興の浄業にあたらしむる。御檀那会田氏発願人となり、仏師神俣普賢・雁又田高雲・塗師先崎但馬等に命じ、天正11年5月尊像並びに堂宇の修復完了するを以て、浄土宗名越派専称寺末と改め良捨上人を開山とし、会田遠江頭を開基として別時念仏六万遍の信行道場とした。

【年中行事】:百万遍御忌会(1/25)、御十夜法要(旧10/15)

【指定文化財】:木造阿弥陀如来及両脇侍像3軀(県重文)、阿弥陀堂(町指定重文)

寺院情報
寺院番号 08-084
山号 光明山
寺号 無量寺
所在地 〒963-3403 福島県田村郡小野町大字小野赤沼字寺前72番地