長善寺
鎌倉時代の三浦氏の居城の田浦城の跡地に、天台宗の寺院として建立されたが、室町時代の三浦道寸滅亡後、寺勢衰えたが、慶長年間に長善讃譽上人が再興し、浄土宗として中興寺名を長善上人からとり、東林山長善寺とした。明治5年、同地の西にある西林山久遠寺と合併し、山号をそこからとり、西林山長善寺とした。明治24年知恩院執綱吉水幽譽玄竜僧正が三十世として入山し、寺門復興に着手した。又吉水上人は神奈川の地において、五重相伝を広めた。弟子の吉水省三師は三十一世となり寺門興隆につとめ、又浄土宗台湾開教総長として布教に従事した。戦後農地改革で、寺領の大部分を失ったが、三十三世野中省道戦後の復興につとめ、寺観整備し再中興となり、現在に至る。
教化として毎週水曜日午前中相談日開設。仏像・書画・古文書多数所蔵あり
内容として阿弥陀如来(院派の流れを持つ作風)・地蔵菩薩像(室町時代)・不動明王像(三浦道寸の守護佛)・阿弥陀三尊像(旧久遠寺蔵)・寒山拾得画(曾我簫白)・鷹図六曲一幅(田村直翁)・虎図(岸竹堂)などあり。
寺院情報
寺院番号 | 15-129 |
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山号 | 西林山 |
院号 | 吉祥院 |
寺号 | 長善寺 |
所在地 | 〒237-0075 神奈川県横須賀市田浦町2‐42 |
TEL | 046-861-4302 |
FAX | 046-861-6123 |