建中寺

徳興山建中寺は慶安四年(1651)尾張藩主徳川光友卿が慈父義直公の菩堤をとむらい、尾張のすべての人々の心のより所とする為に境内約五万坪(165,000平方メートル)の敷地に本堂を始めとする諸堂数十棟を建立し茨城県結城市の弘経寺の成誉廊呑上人を招請して開山する。
開山上人は学徳一世に高く御所に参内して常紫衣の論旨を拝し、無本寺の称号を与えられたが、明治五年に知恩院末となり今日に至る。
本尊阿弥陀如来は鳥仏師の作といわれ円満の相好は拝する者をして清浄の信心を起さしむ、本堂は天明七年(1787)再建されたもので間口28メートル、奥行き25メートル、建坪210坪(700平方メートル)現在名古屋市内木造本堂では最大のものである。
総門(総欅造)山門(総檜造)は慶安四年創建当時の建物で今もなおその巨大な偉容を留めている。
教化事業としては建中寺幼稚園の運営、徳興会、御詠歌講、建中寺不動講、等の信仰の集いを持ち、月に一回、月例の説教を行う、毎月二十八日は不動尊御縁日、そして年間七大行事を行って布教、教化につとめている。

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寺院情報
寺院番号 22-015
山号 徳興山
院号 崇仁院
寺号 建中寺
所在地 〒461-0003 愛知県名古屋市東区筒井一丁目7番57号
TEL 052-935-3845
FAX 052-935-9411
URL http://www.kenchuji.com/