光明院
【沿革・縁起】
寺伝によると、開山光阿弥陀仏が室町時代に開き、第二世明阿弥陀仏の名を合わせ、光明院と称すと伝えられております。また、当山の過去帳や浄土宗総本山知恩院に伝えられる江戸時代中葉の記録によると、室町時代中葉に、厳誉宗真という近江浄土宗教団にとって最高の高僧が開いたと記録されております。それ故に、当山を宗真寺とも称し、現在は西照山宗真寺光明院といいます。
【重要文化財 阿弥陀如来坐像 南北朝時代】
当寺の本尊である阿弥陀如来坐像は、納衣(のうえ)という仏様の着物に当たる部分に、繊細にして見事な金切文様(かなきりもんよう)という細かい斜め十字の金色の模様が刻まれ、室町時代の作での国の重要文化財に指定されている仏像で、一見、金銅製の仏像かと思うほどの輝きを示す坐像です。
【如意輪観世音菩薩坐像 江戸時代】
右のひざを立てて、少し首をかしげ6本の手を持っている、見た目には行儀の悪そうな仏様です。この仏様はお腹内に全く同じお姿の小さな仏様が入っておられ、胎内仏といいます。このことから、村内の人々に「安産の観音様」として崇敬されております。さらに、金色のお射で、厨子に入っておられる尊いお姿は、日野観音霊場二十三札所のひとつとして、信仰されております。
寺院情報
寺院番号 | 28-079 |
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山号 | 西照山 |
院号 | 光明院 |
寺号 | 光明院 |
所在地 | 〒529-1658 滋賀県蒲生郡日野町大字中山2443番地 |
TEL | 0748-52-2075 |
FAX | 0748-26-4268 |