真徳寺
真徳寺の由緒
慶長二年(1597年)に願誉上人が小庵をつくり教化の道場としたのが始まりで、当時は天台宗に属していたが後転じて浄土宗となり繁盛する。帰寿上人の時、堂宇を再建し如林山真徳寺と号する。庫裏・客殿は平成13年に改築。
御本尊の阿弥陀如来は寄せ木造りの漆箔仕上げで189センチの座像である。その端正かつ穏やかで滋味溢れる容顔は見る者をしてうっとりとさせる。
千躰仏
本堂の欄間にはめ込まれている千体仏は、高さ20センチの座像で、素焼きに金箔をはったものである。欄間一間の幅に25列、4段の100体の仏像が整然と納められいる。この欄間が10ヵ所、合わせて千体の仏像となる。
造仏供養のために千体もの同一の仏像を配列することは、古くは飛鳥時代の玉虫厨子の千躰金銅仏や堅田浮御堂に恵心僧都が千体の阿弥陀仏を安置した千体堂がある。その一体一体に「水口真徳寺千躰仏量寿」と書かれている。量寿とは真徳寺第19代の住職的寿の妻といわれている。
三十三観音
本堂西側の脇陣に様々なお姿の西国三十三ヵ所の観音菩薩像が安置されている。毎月18日には熱心な信者により御詠歌を奉納して観音講が勤められている。
寺院情報
寺院番号 | 28-256 |
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山号 | 如林山 |
寺号 | 真徳寺 |
所在地 | 〒528-0027 滋賀県甲賀市水口町城内3番22号 |
TEL | 0748-62-2834 |
FAX | 0748-65-5207 |