阿弥陀寺

【沿革・縁起】
○沿革:
当寺は 正覚山十劫院阿弥陀寺と申します。京都府南部、木津川市山城町に位置しており、歴史と文化の町であります。奈良に都があった頃、その北にヤマシロという国がありました。ヤマシロ国は、政治の中心であった大和からみて、山の後ろにあったことから「山背」と書いて「やましろ」と呼ばれていました。現在では、「山城」と表示致します。
当寺では、年間の行事の他にまた、月一度の寺報「正覚」を発行して、お念仏の大切さをお伝えしております。また平成16年からは「阿弥陀寺落語会」を催し地域の活動に寄与し皆さんと楽しいひとときを過ごしています。
そして平成18年11月には、35年ぶりとなる五重相伝会を開筵することができ感慨無量です。古代インドでは寺院のことを「ビハーラ」といいます。「休養の場所、仏教徒の僧院、または寺院」というような意味を持っています。今後は当寺もこのようなお寺でありたいと考えております。

○縁起:
大永元年(1521年)この当時の本尊阿弥陀如来は、高麗寺阿弥陀像で安阿弥(快慶)作といわれていますが、 火災で焼失されました。そして天正七年(1579年)に二度目の造営工事が行われました。その際、性月大徳の所有されていた阿弥陀如来を本尊として現在に至ります。
その阿弥陀如来は、未指定の文化財で、等身の漆箔、寄木造像で来迎印を結び彫眼であり定朝様式を留める鎌倉時代前期の制作と思われます。(嵯峨美大、中野玄三氏による)
そして幾度かの修繕を繰り返し、平成14年(2002年)檀家一同一丸となり本堂客殿造営工事が完成致しました。

寺院情報
寺院番号 29-405
山号 正覚山
院号 十劫院
寺号 阿弥陀寺
所在地 〒619-0205 京都府木津川市山城町椿井松尾崎3番地
TEL 0774-86-5074
FAX 0774-86-5074
E-Mail
URL https://www.amidazi.net/