浄土宗鎮西派安養山西方寺。文禄二年二月当寺開山念誉上人の元檀家協力により建立。当時には、本堂、庫裡、書院、小書院、土蔵、地蔵堂、観音堂、弁天堂があった。昭和二十年三月大阪市第一次の戦災により土蔵以外の建物全部、古文書類、記録の大半を焼失。但し、ご本尊（推定文禄二年前後）、過去帳（天和二年より）、現存。現在の本堂は、昭和二十四年四月第二十五世念誉上人の元仮本堂を建立した後、三十九年に再建する。観音堂は、昭和三十二年に、山門は、第二十六世澄誉上人の元、昭和五十七年十二月に再建。境内敷地は、約千百坪あり、元禄七年建立の三井高陽家などの墓がある。