幡念寺
当山、印南(いんなみ)山幡念寺はJR姫路駅より北東に徒歩約7分に位置します。当寺のはじまりは、江戸時代中期に書かれた『播磨鑑』という書物によれば江戸時代初期、池田輝政公により姫路城下の北条門近くに寺領を賜り、三河・悟真寺の海牛和尚を迎えて建立されたそうです。 また、境内には飢饉のとき山中より出て餅を配って人々を助けたという「餅売り地蔵」の像が「不思議に迎えられて当寺に安置」してあったそうです。
1873(明治6)年には、幡念小学校として男女180名程の児童を受け入れ、数年後に城南・城巽小学校(現在の白鷺小学校)が開校するまで初等教育を担いました。
残念ながら、1945(昭和20)年7月、姫路大空襲により伽藍・寺宝などは全焼してしまい、参道の石畳や墓石などにわずかながら往時の面影を残すのみとなってしまいました。以来、少しずつ寺観を整え現在にいたっています。
現在、寺の行事としては春に彼岸会、夏に施餓鬼会、秋に十夜会。不定期ですが檀家の皆さんと参拝旅行をおこなっております。
また、名古山霊苑内にある当山寺院墓地に加えて、昨今のお墓の事情を考え境内に納骨永代供養のための合祀墓を建立いたしました。
寺院情報
寺院番号 | 33-164 |
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山号 | 印南山 |
院号 | 弘願院 |
寺号 | 幡念寺 |
所在地 | 〒670-0935 兵庫県姫路市北条口二丁目84番地 |
TEL | 079-281-9318 |
FAX | 079-281-9318 |