壽覺院
当寺はもと、若桜の東方浅井山の中腹「寺谷」にあり。約380年前(慶長9年)武州川越(埼玉県)蓮馨寺の第2世善蓮社然誉上人、諸国行脚の際、たまたま当地に下向、その節若桜城主山崎家治の母堂(寿覚院殿)、然誉上人に深く帰依、寺を浅井の山から字古寺の元に移し、上人を請じて「開山」となし、母堂みずから「開基」として、浄土宗総本山知恩院直末「光明山浄広寺寿覚院」を創建した。
約200年前、いわゆる「天明寅の歳」の大洪水で当寺は伽藍、寺地、その他一切を流失。漸く、本尊阿弥陀如来の「尊顔」のみを拾い求めて修復。
約180年前(享和2年)寺を現在地に移して再建。旧に倍して輪奐の美を備えた。
明治7年、大火にて若桜宿残らず延焼、当寺悉皆炎上。翌年再建、明治16年諸堂落慶。
明治18年、大火にて又々若桜宿残らず延焼、当寺又悉皆炎上。同年庫裡再建、明治30年本堂再建、今日に至る。
寺院情報
寺院番号 | 34-022 |
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山号 | 光明山 |
院号 | 壽覺院 |
寺号 | 壽覺院 |
所在地 | 〒680-0701 鳥取県八頭郡若桜町大字若桜61番地 |
TEL | 0858-82-0224 |