大雲寺

本尊阿弥陀如来にして、元和元年1月当村安田茂右門の建立にして、当寺の開基・開山は知恩教院第31世雄誉上人なり。昔空也上人念仏弘通の場として草庵あり、名づけて西照庵と号す。空也上人九重の石の塔、五輪塔あり。其の後弘化3年4月6日、火災により類焼し宝物古書類焼失するも、安田家保存の第2世法誉典説和尚の巻物により大雲寺の縁起とする。後安政5年11月、当藩田代鉄山大栃山経営主・恩田大平氏大工500人の寄進により再興す。火災後13年目なり。
境内に観音堂あり。本尊観音菩薩にして、聖徳大師作と伝えられておるも年代不詳。当寺5世照誉休哲禅師の建立という(観音堂は火災をまぬがれ、昔のままである)。

大雲寺御詠歌に
むらさきやたえなき空の大雲寺
たなびく風にきよき穴鴨

寺院情報
寺院番号 34-027
山号 西照山
院号 霊厳院
寺号 大雲寺
所在地 〒682-0303 鳥取県東伯郡三朝町大字穴鴨408番地
TEL 0858-44-2647
FAX 0858-44-2647