大経寺

八橋城主・杉原播磨守盛重公(大経寺開基、法名・見性院殿大安宗広大居士、天正9年12月25日寂)京都(山城国葛野)黒谷金戒光明寺の住僧・天蓮社暁誉上人(大経寺開山)を招請し、大日峰の土地(東西45間、南北30間余)を寄進して寺院の建立を発願す(奥方の菩提をとむらうため)。天文13(1544)年、6間四面の精舎を新築落成、本尊阿弥陀如来像(慈覚大師の自作)を安置す。大経寺が八橋城(別名竪石城)の巽の方角にあたるので、守護本尊として竪石観世音菩薩像を境内にお堂を建立して安置す。
開創より明治(324年間)までに3回も火災で焼失し、過去帳、諸記録、什物等は皆無です。現存の阿弥陀如来、観世音菩薩、勢至菩薩の3尊は明治元(1868)年、檀信徒遠藤家より寄進されたものであり、観音堂の観世音菩薩像は明治43(1910)年、檀信徒安谷家よりの寄進になるもので、建造物は、本堂(5間四面)明治25年10月、山門安政2(1855)年7月、位牌堂大正10(1921)年10月、観音堂昭和40年5月17日、鐘楼・梵鐘再鋳昭和39年10月、庫裡昭和31年7月25日の建立です。

寺院情報
寺院番号 34-031
山号 海見山
院号 無量寿院
寺号 大経寺
所在地 〒689-2301 鳥取県東伯郡琴浦町大字八橋556番地
TEL 0858-52-2565