本覚寺

随縁山(真如院)本覚寺は、1535年(天文3年)十譽専相上人により開山された。本尊は、阿弥陀如来、脇仏、観世音菩薩、勢至菩薩。京から迎えられたと伝えられる。(製作者、製作年月日不詳)
当山は、前は海、背後は、山に囲まれた平地の少ない地形にある。伝説によると高僧があって石崖を築くに能くし、信徒と共に築いた石崖が現在の四方にある。 大きい自然石には、「ミシマヤワスケキシン」と刻まれている。当時、交通は、船舶を主としていた。加藤大和守藤原泰堅公・(大阪西町奉行)1691年(元禄4年)本覚寺に遊歴し詠歌

「前は海右に名におう本尊山これぞまことの本覚の庭」

過去帳は、1644年(天保元年)より存続している。屋号が数多く記されており阪神方面への交易が盛んであった事が偲ばれる。(大阪屋・姫路屋・宇治屋・河中屋・大和屋・大津屋・河内屋等)
海の見える寺・夕日の美しい町

寺院情報
寺院番号 41-034
山号 隨縁山
寺号 本覚寺
所在地 〒799-3202 愛媛県伊予市双海町上灘5611番地
TEL 089-986-0114
FAX 089-986-0114