平成１５年、沖縄県沖縄市及びその近郊が浄土宗国内開教地域に指定されたのに伴い、大成寺も国内開教寺院として布教活動を開始することになりました。
沖縄県は他の都道府県とは異なる歴史的経緯を経て今日に至っており、県全体が開教の必要性が強い地域とも言えます。三州教区の中でも沖縄組は、浄土宗寺院がわずか７ヶ寺といった有様で、組織活動を行なうにしても困難を伴う現状です。７ヶ寺の分布状況は、沖縄本島南部地域が４ヶ寺、中部地域が３ヶ寺、北部地域が０といった状況（平成１５年７月現在・地図参照）ですが、大成寺はその中部地域にあり、現状においては最も北部地域に近い浄土宗寺院で、かつ最も幼い寺院です。檀家制度にもなじみのない沖縄で、今後布教活動を続けることは試行錯誤の連続で戸惑いも多いのですが、開教の必要性と使命感を自らの支えとして頑張る決意でおります。