感應寺

【開山上人】:覚蓮社良讃上人格伝

【開山年】:慶長2年(1597)

【御本尊様】:阿弥陀如来立像(慶長4年作)

【由緒・縁起等】:慶長2年(1597)、栃木県下野国芳賀郡大沢村円通寺の良讃(リョウサン)上人が開山する。蒲生氏郷の家臣町野長門守(二本松城主)の寄付にて仏閣が福良宿街の中央南位、浦町に造営された。蒲生氏の時代、領主の江戸への行き帰り必ず感應寺を参拝し、また総本山知恩院からは、毎年護寺料として現金を下賜されたが、これは蒲生氏郷の結縁に因るものであったと伝えられている。
百年余の後、建物が老朽し、台風にて仏閣倒壊したので、13世良照上人の代に檀中相談し、正徳3年(1714)、現在地(福良宿の東位)に再興した。その後、福良村の大火で焼失し、明治29年(1896)、火事に耐えられるようにと白亜の南蛮風土蔵作りで再建された。屋根は切妻でこじんまりとしていた。現在の屋根は、平成9年(1997)に修復したものである。
26世碩立和尚は、福良村民救済のため、百戸余りの貧民に金一万有余円を施した。

【年中行事】:彼岸会(春・秋)

【指定文化財】:阿弥陀如来立像(慶長4年作・市指定)

【備考】:寺宝:双盤(鎌倉初期)、青銅鉦鈷、青銅けいす

寺院情報
寺院番号 08-072
山号 正覚山
院号 大運院
寺号 感應寺
所在地 〒963-1633 福島県郡山市湖南町福良字荒町238番地
TEL 024-983-2434
FAX 024-983-2434