雲天寺

織田・徳川連合軍と武田軍との長篠の戦いが起こった戦国の世、当山は安土桃山時代の天正3年(1,575年)に、載蓮社乗譽願求良上人によって、関東十八檀林飯沼弘経寺の末寺として開創されました浄土宗の寺院です。
飯沼弘経寺の末寺として開創されたことから、かつては「飯沼流」と呼ばれるお経やお念仏の称え方を用いていた時代があります。
当時は、現在の守谷駅周辺(守谷市中央、本町)に5,500坪を超える広大な境内地を有しておりましたが、農地改革などにより、現在の境内地(約1,450坪)に至ります。
本尊は阿弥陀如来(立像)で、飯沼弘経寺に随喜されていた祐天上人をはじめとした多くの僧侶により、寛文9年(1,669年)本堂落慶入仏法要(本堂落慶入仏供養一七日)の際に入仏供養されました。
現在では、縁ある祐天上人の木像(座像)、祐天上人直筆の六字名号掛け軸、江戸時代中期に流行した十王説に基づき描かれた閻魔王などの地獄変相図「十王図」(江戸時代中期の作)が残されております。

寺院情報
寺院番号 11-047
山号 八幡山
院号 清浄院
寺号 雲天寺
所在地 〒302-0109 茨城県守谷市本町358番地
TEL 0297-48-0565
FAX 0297-45-5506
URL http://www.untenji.org/