仲台寺

【由緒・縁起】
仲台寺は、天文年間(1532〜1554)に称念上人によって武蔵国豊嶋郡田端村(現在の北区田端)に開創されました。室町時代末期、いわゆる戦国時代といわれる頃です。
昭和20年(1945年)3月、戦災により堂宇ことごとく消失しましたが、昭和36年(1961年)、地元の要望でその旧地を小学校用地に提供し、現在地へ移転してきました。そして、昭和62年(1987年)に現在の本堂が落成しました。ご本尊の阿弥陀如来像は、伝教大師(最澄)の作と伝えられ、雷よけ阿弥陀とも呼ばれています。その昔、境内、周辺には木々が茂り、しばしば雷が落ち、火災となりましたが、仲台寺には一度も落雷することが無かったことから名づけられたものです。
門前には、安永六年(1777年)王子駒込辺三十三観音霊場制定の際、仲台寺が西国十番三室戸寺の写しとして選ばれたときの石碑があります。参道では、寛文八年(1668年)建立の庚申塔、たくさんの石仏が優しく迎えてくれます。
また、仲台寺では、毎月第一土曜日の午後2時から「お念仏の会」を行っています。
どなたでもご自由に参加できます。

【交通】都営地下鉄大江戸線光が丘駅より徒歩15分 駐車場あります。

写真説明 本堂(photo by satoshi)、石仏(photo by mariさん)

寺院情報
寺院番号 13-208
山号 称念山
院号 一心院
寺号 仲台寺
所在地 〒179-0071 東京都練馬区旭町1丁目20番1号