四季楽しめる参道の草木類

“千葉市の散歩道”「大巌寺・生実(おゆみ)の城跡コース」の起点となっている同市大巌寺町の大巌寺は、天文20年(1551)、道誉上人によって創建された。江戸時代、同寺は僧侶の養成機関であった関東十八檀林の一つとして、多くの学僧を輩出した名刹でもある。
重層朱塗りの三門は、江戸時代中期に建てられたものが老朽化したため、使える材料を使用して昭和45年に復元した。

この三門から本堂へ延びる参道両側は、梅、桜、ツツジ、アジサイ、サルビアをはじめ多くの草木が植えられた庭園で、それぞれの季節ごとに美しい花を咲かせ、見学する人も多いという。この庭の中に、1本の木の上で鳥が飛び立つ姿をした塔が建っている。同寺の森が往古から川鵜(う)の生息地となっていたが、近年の急激な環境変化から昭和47年を最後に姿を消した。塔はこれを後世に伝えるべく建てられた「鵜の森の塔」である。本堂入口の上にも鵜が子にエサをあげている姿がすかし彫りにされている。

また本堂内には江戸中期の桃園天皇直筆の「大巌寺」の勅額があり、寺務所に依頼すれば拝観できる。
千葉駅から小湊バス「大巌寺行き」終点下車、徒歩5分。

(浄土宗新聞昭和63年6月号より(藤原円忠記))

寺院情報
寺院番号 14-065
山号 龍澤山
院号 玄忠院
寺号 大巖寺
所在地 〒260-0812 千葉県千葉市中央区大巌寺町180番地
TEL 043-261-2917
FAX 043-261-2997
URL http://www.jodo-chiba.jp/contents/syokai/4065_daiganji.htm