極楽寺

開基は後醍醐天皇第八皇子宗良親王。興国3年、親王は越後寺泊より海路越中に入られ、名子の浦牧野に御座所を設けられた。この地にて父帝後醍醐天皇の三回忌を営まれ、一宇を創建し、安養山極楽寺と号せられた。創建当時は時宗であったが、第6世良然上人のときに浄土宗となり知恩院の末寺となる。

爾来240年この地にあったが、天正13年前田利家は佐々成政と越中にて戦い、この地に陣を布き、家臣松平伯耆守康正は当寺を陣屋として合戦、敗れた伯耆守は加賀に逃れ寺は兵火に罹る。よって第14世正誉代に松平伯耆守の菩提寺である守山西海老坂の真言宗大悲院に移転。その後利家公高岡町を開町するに当たり、現在の鴨島領内に寺地を拝領、この地に堂宇伽藍を建てる(元和2年)。

明治12年高岡大火に類焼し、第41世開誉蜜運上人再建(明治23年起工式)現在に至る。

境内には鎮守として稲荷社があり、親王の御名を冠して八の宮稲荷と称せられる。霊験奇瑞多く参詣の人が多い。町内では町の守護神として大切に守っている。また本堂には熊野権現様の御厨子がまつられ、毎年5月1日の高岡曳山祭りには7台の御車山が勢揃いしてこの熊野権現様に御挨拶にみえる。寺宝に観経曼荼羅涅槃図等。

宗良親王の御歌
都にて 花見るひまも なかりしを 心のままに くらす春かな

寺院情報
寺院番号 18-001
山号 安養山
寺号 極楽寺
所在地 〒933-0934 富山県高岡市博労町3‐22
TEL 0766-22-2458
FAX 0766-22-2458