当山の開基は、平安時代末期の源平の合戦、鵯越え(ひよどり越え)で有名な一の谷の戦いで、平家の敦盛を討った源氏の武将、熊谷直実(1141年~1208年)とされている。
直実は年若い敦盛を討ったことに人生の無常を感じ、その後発心出家し、浄土宗の宗祖である法然上人のお弟子となる。
晩年、京の都から郷里である関東・熊谷(埼玉県・熊谷市)へ帰る為、北陸路を通り古戦場である倶利伽羅峠を巡礼し、丁度、高岡(現在の守山地区)に入られたころ、背負っておられた念持仏(阿弥陀如来像)から、「このところ因縁の地なり」とのお告げがあり、直実はこれによって庵を設け、阿弥陀如来像を据え、所持の宝物を寄付し、熊谷山蓮生院西福寺と名付けて本国である熊谷に帰られたと伝えられており、これが西福寺の創建・始まりとされている。

参拝・拝観用駐車場
  • 普通車:6台
  • あり
霊場・御朱印
  • 拝観可
  • 霊場
  • 御朱印
寺院情報
寺院番号 18-003
山号 熊谷山
院号 蓮生院
寺号 西福寺
所在地 〒933-0915 富山県高岡市千木屋町4番地
TEL 0766-25-4729