宝亀山公安院相応寺、寛永20年9月、尾張藩祖徳川義直公(家康第九男)の母相応院殿(おかめの方)菩提のため、市内東区山口町に一万二千坪の境域を定めて創建し、寺領三百石を賜り、眼誉呑屋を開山とした。同月11日より16日まで相応院殿一周忌の千部経供養を修し、また16日には義直が山門額および本堂額を書いて掲げ、かつ大鐘を鋳造した。慶安2年4月、相応寺法式を定める。同3年5月、義直の遺体を当寺に入れて供養し、後定光寺に葬る。天明3年、二十四世載誉のとき、藩主宗睦の命により綱代乗輿を許された。以上のように歴代藩主の尊崇が篤く、明治維新までは、尾張、美濃両国の布領頭で、山内塔頭(東月院・玉相院・宝林院・究意院・春正院)を備えていた。昭和9年、時代の趨勢、寺院分布等の状況により現在の景勝地に移転する。寺宝に眼誉上人木像と義直筆の鐘銘、相応院殿画像、浄土三部経文等がある。

寺院情報
寺院番号 22-001
山号 寶亀山
院号 公安院
寺号 相應寺
所在地 〒464-0045 愛知県名古屋市千種区城山町1丁目6番地
TEL 052-751-0435
FAX 052-751-0438
E-Mail
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