栄照寺

当山が、玄誉清閑老和尚に開基されたのは、今から400年以上前の、慶長9(1604)年の事です。5世 正誉真眼上人が江戸より移住し、桑名藩主 松平定綱公の帰依を受けました。定綱公は楠の地へ再々巡視され、その折に真眼上人が厚遇を受け、一ケ寺にお取立され、月海山 栄照寺となりました。

天保3(1832)年に焼失した際に、焼跡より弘法大師筆と称する「南無阿弥陀仏」の利剣名号がただひとつ出土したとの事でございます。盆施餓鬼会の後で、このお名号を本堂正面に掲げ「家内安全、息災延命」を祈る大数珠の繰りは、現在も続いております。

天保15(1844)年、19世 高誉充冏上人及び檀信徒により東面瓦葺にして再建されたのが現在の様相であります。宗祖 法然上人の浄土の教えを軸に、お地蔵さまへも帰依される地域の方々に支えられ、今日に至っております。

近鉄線 北楠駅より徒歩10分、伊勢湾岸道 みえ川越ICよりR23経由17km、名阪国道 亀山ICよりR1経由25km

寺院情報
寺院番号 23-025
山号 月海山
寺号 栄照寺
所在地 〒510-0103 三重県四日市市楠町北五味塚134番地
TEL 059-397-4448
FAX 059-397-4448