【西方山極楽院西念寺】
天正13年（1585）に大和国の筒井定次が豊臣秀吉の命により伊賀に入国して上野城を築城した際に、それに付き随（したが）ってきた宝誉上人によって開基された。
境内には、伊賀流忍術・藤林（ふじばやし）三武次保武（やすたけ）の墓が現存し、墓石に「光岳院歓誉道喜居士」、「享保元年」（1716）死亡という銘がある。保武は忍術書「万川集海（ばんせんしゅうかい）」の著述者とされ、百地三太夫、服部半蔵とともに、伊賀流忍術の三傑に数えられている。
近年は忍者の日御朱印や月替わり御朱印の授与で多くのメディアにて紹介され、県内外から参拝者が訪れる。