【由緒・縁起】
当寺は浄土宗のお寺です。法然上人様のみ教えに基く、南無阿弥陀仏の念仏を申す事を宗旨としております。1582年(天正11年)に一印秋玄大師により創建されました。よって、一印山秋玄寺(いちいんざん、しゅうげんじ)と申しますが、一般には秋玄寺と呼ばれております。

秋玄寺五代として浄土教の高徳であられた欣誉厭求大徳(ごんよえんぐだいとく)が当時の復興に大いに尽くされ終焉の地とされました。その徳を敬慕して近年まで「厭求念仏講」が続いておりました。

また、念仏行者として高名な徳本上人（とくほんしょうにん）の名号を歴代住職の墓石に見ることができます。境内地には初七日から三十三回忌までの仏を配した秋玄寺十三仏板碑(寝屋川市指定文化財)がまつられております。当地の人々の強い信仰心をうかがうことができます。

このように秋玄寺は念仏にゆかりのある人によって受け継がれてきた、念仏信仰の道場です。本尊の阿弥陀様は念仏申す人をやさしく温かく見守り続けておられます。
「念仏申すものを必ず救う」との阿弥陀様のお約束を信じて、共に念仏申しましょう。